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さまざまな症状への対応

脱毛

~がんの治療を始める人に、始めた人に~

1.脱毛について

がんの治療に伴って、髪、眉毛、まつ毛などの体毛が抜けることがあります。その程度は治療法や使われる薬剤によって異なり、脱毛が起きないこともあります。脱毛は治療の一時的な副作用であり、多くの場合、治療が終われば再び生えてきます。

2.原因

がんの治療に使う薬や、放射線治療が原因となって起こります。

3.脱毛が起きたときは

髪が抜け始める時期には、頭皮が引っ張られるような痛み、かゆみなどの症状が出ることがありますが、多くは一時的なものなので心配ありません。

4.ご本人や周りの人ができる工夫

  • 脱毛が始まる前に
    抜けた髪の毛が絡まらないように、あらかじめ短く切っておく人もいますし、長いままにしておく人もいます。
  • 脱毛中・脱毛後
    髪が抜けて気になるのであれば、ウィッグ(かつら)や帽子などでカバーします。眉毛やまつ毛が抜けて気になる場合は、化粧でカバーしたり、フレームの太い眼鏡を使用したりするとよいでしょう。鼻毛が抜けて鼻が乾燥する場合は、マスクを使います。

5.こんなときは相談しましょう

脱毛について不安なときや困ったときなどは、医師や看護師、薬剤師、がん相談支援センターの相談員に相談しましょう。

更新・確認日:2020年03月11日 [ 履歴 ]
履歴
2020年03月11日 更新しました。
2004年12月02日 更新しました。
1996年07月25日 掲載しました。
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